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WELgeeがアクセンチュアら9社の協力により、難民と企業人が人権課題を解決する事業アイデアを発案する特別アイデアソンを開催!

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〜約30社、約50名のビジネスパーソンと、12名の難民当事者が、8つの業態における「攻めの人権対応」を実現する事業アイデアを考案。イベントの報告ウェビナーを6/26に開催 〜

NPO法人WELgee(代表理事:渡部カンコロンゴ清花、以下「WELgee」)は、2024年6月19日に、国連が定めた世界難民の日に寄せて、アクセンチュア株式会社ら7社の協力・公益社団法人経済同友会ら2団体の後援の元、難民当事者と多業種のビジネスリーダーが集い、世界や日本の人権課題の解決のための事業アイデアを考える、アイデアソンを開催しました。イベントには7社のメディアが来場し、イベントの様子は6月19日のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」でも放映され、大きな注目を集めました。

  • アイデアソンの開催背景

気候変動や武力紛争など、世界では1億人以上が故郷を追われ、この人数は第二次世界大戦以降、最も多くなっています。難民は「すべての人間が、人間の尊厳に基づいて持っている固有の権利」という「人権」を、迫害等の理由で脅かされた存在でもあります。と同時に、彼らは人権課題を経験し、課題意識を強く持つ当事者でもあります。

難民当事者のアイデアや、多様な業種や専門性を持つ企業人のアイデアが重なり、人権課題を解決する事業を創発するプロセスが、WELgeeがビジョンに掲げる「ともに未来を築ける社会」を体現する機会になると考え、多様な難民当事者と企業人が力を合わせて人権問題を解決する事業アイデアを考える「アイデアソン」を企画しました。

  • アイデアソン当日の様子

アイデアソンは、協力企業であるアクセンチュアの拠点「アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京」にて開催。約30社、約50名の企業参加者、11名の難民当事者が参加し、8つの業種を題材に、人権課題解決のための新しいビジネスアイデアを発案するため、活発な議論が行われました。

WELgee渡部の冒頭挨拶に始まり、技術協力をいただいた株式会社アイシン様からのご挨拶や、参加者同士が打ち解けるアイスブレイクを実施。

参加者同士が笑い合う柔らかい雰囲気の中で、株式会社オウルズコンサルティンググループ プリンシパルの矢守 亜夕美 様に、「攻めの人権対応」の可能性に関する講演を行っていただきました。午後のアイデアソンのヒントとなる人権課題解決のビジネスの発想法や、企業の「攻めの人権対応」を具体例を交えて説明いただきました。

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日中には、共同記者会見を実施し、難民問題の解決のための独自の取り組みを行う5社に「自社として難民問題に注目する理由や取り組み」について、お話しいただきました。

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午後のアイデアソンでは、各グループに事前に割り振られた消費者向けの8つの業態を題材に、「攻めの人権」の観点から新たなサービスや事業コンセプトを議論・構想しました。「震災時に使える化粧品ボックス」や「誰もが非日常を味わえるVRプチ遊園地」など、ユニークな事業アイデアが数多く生まれました。

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最後に各チームでのアイデアのピッチを行い、「最もワクワク」したアイデアを創発したチームを表彰しました。

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参加者の声

・とても刺激的、かつ、インクルーシブなイベントでした。

・アイデアソンを通して多様なバックグラウンドを持つ人同士のコラボレーションで新たな観点が生まれることを実感する良い機会でした。

・アイデアソンの議論の中では、普段自分が自然と持ってしまったバイアスの中で思考をしてしまっていることに気づき改めて自分の価値観、思考をアップデートできました

【主催・後援・協力】

主催:NPO法人WELgee  企画協力:株式会社オウルズコンサルティンググループ 

後援:公益社団法人経済同友会、公益社団法人日本フィランソロピー協会 

協力:アクセンチュア株式会社、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社 

メディアスポンサー:ジャパンタイムズ(The Japan Times)

  • 6/26 12:00 ~ 報告ウェビナーの開催

企画や技術協力など、多様な強みを持つ9社とともに創り上げたアイデアソン。言語や背景の異なる参加者が、「ビジネスと人権」という難易度の高いアイデアを創り上げた舞台裏や、当日の熱気をお伝えするウェビナーです。ぜひご参加ください。

◆ タイトル

「世界難民の日アイデアソン2024」事後報告ウェビナー

◆ 日時

6月26日(水)12:00~13:00

◆ 開催場所 Zoom

イベントに申し込みいただいた方に対し、Zoomリンクをお送りいたします。

◆ 登壇者

・WELgeeエンゲージメント推進部門統括 林 将平

・WELgee 事業部全体プロジェクトコーディネーター 高橋 明

◆ お申し込み<参加無料>

https://forms.zohopublic.com/welgee/form/62612002024/formperma/WhExlEbmLA1jOD3-56M4ge2yqqJz9_7cMXRFvYkQBSg 

  • WELgeeの概要

日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「WELgee Talents」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、一人ひとりの難民が持つスキルや経験を、日本社会の様々なアクターの課題解決に生かし、お互いの強みを生かした価値創造を行う「共創事業」を運営しています。詳しくは https://welgee.jp/ をご確認ください。

◎難民の定義

難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。 近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。

◎WELgeeの「難民」の考え方

難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。WELgeeは、命の危険があって現在祖国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。

◎WELgee活動のスタンス

WELgeeは「難民」を保護対象としてのみならず、一人ひとりが志や経験をもった個人として捉えています。政府による難民認定だけをゴールにするのではなく、難民の人生の再建の選択肢を増やす取り組みを行っています。

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