テクノロジアパートナーズ、WELgeeが伴走したIT難民人材を採用
テクノロジアパートナーズは、関東圏で墓石販売を手がけるメイスンワークを先代から引き継いだ代表が、体育大学出身で、引退後のアスリートの就業に問題意識を持ったことから設立されました。同社は、引退後のアスリートの状況と日本における難民の就職難の状況を重ね合わせ、難民人材の採用に興味を示しました。
コンゴ民主共和国出身のPさん(仮名)は、母国でITマネジメントを学んだ経験があり、テクノロジアパートナーズが求めるプログラミング言語のスキルを持つ人材ニーズに合致しました。また同社は、Pさんのハングリー精神や、慎重さと度胸を兼ね備えた人柄、他業界でのリーダー経験に人材の将来性を見込みました。
PさんはWELgeeの立ち上げ期から関わってきた人物であり、自分が何をやりたいか、自己成長や法的地位安定のために前職から転職する意思があるか、異なる環境でキャリアを築いていくことができるかなど、内省やキャリア観の構築にWELgeeが約5年間寄り添ってきました。その後、約半年の就業への伴走を経てマッチングに至りました。テクノロジアパートナーズは、2021年11月からPさんを契約社員として雇用し、RPA(Robotic Process Automation)の研修を始動。半年後には正社員化する予定であり、今後PさんはIT受託開発の業務を段階的に担っていく予定です。
今回の難民人材の採用について、テクノロジアパートナーズ株式会社の取締役 無畄井 広行氏は次のように述べています。
Pさんを採用しようと思った理由は、会社が目指す方向性と一致したからです。弊社は元々、アスリートだった代表が、アスリートの引退後の就労環境が必ずしも整っていないことや、それは日本において、シングルマザーや難民の方も同じであることに問題意識を持ったことをきっかけに、その解決方法として、今後就労機会も多く、比較的安定して収入を得ることができるシステム開発業務を学習・実装していくという思いから設立しました。
WELgeeは引き続き難民人材と伴走するとともに、彼らの可能性を広く発信していきます。
さらに詳しい情報については、こちらをご確認ください。
https://jobcopass.welgee.jp/
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所在地:東京都板橋区中丸町24-9 メイスンビル
代表者:福壽 孝太朗
商号:メイスンワーク株式会社
所在地:
目白本社/東京都豊島区高田3-32-3 メイスンビル
池袋本部/東京都板橋区中丸町24-9 メイスンビル
創立年月:1990年6月
代表取締役:福壽 豊
代表取締役:福壽 孝太朗
業務内容:石材販売および輸入業、霊園経営コンサルタント業、石工事業、霊園開発及び管理業、一般土木工事業 霊園(墓地)販売店募集業、上記業務に関する一切の付帯業務
電話番号:03-3974-1419
公式サイト:https://masonwork.co.jp/
日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「JobCopass」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、企業内の意識醸成やリーダーシップの活性化、SDGsやダイバーシティ&インクルージョンの理解促進に貢献する「研修事業」を運営しています。詳しくは https://welgee.jp/ をご確認ください。
難民の定義
難民とは、「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。
WELgeeの難民の考え方
難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民受け入れだけでは解決策とならない状態があります。WELgeeは彼らを「難民」としてのみではなく、「社会に新しくやってきた人」としての受け入れの1つの方法として「人材」と捉えています。