逃れてきた難民がDX人材に大変身!5団体の協働による、日本初の「難民向けのRPA学習・就業プログラム」、始動!
NPO法人WELgee(所在地:東京都渋谷区、代表理事:渡部カンコロンゴ清花)は、株式会社BonZuttner(本社:東京都渋谷区、代表取締役:坂下 裕基)、ピープルポート株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:青山明弘)、一般財団法人リープ共創基金(所在地:東京都中央区、代表理事:加藤徹生)、 一般社団法人Robo Co-op(所在地:島根県浜田市、代表理事:金 辰泰)、とともにコロナ禍で困窮する国内外の難民に対し「RPA(Robotic Process Automation)スキルに特化した学習・就業プログラム」の提供を、1月より開始いたしました。
RPA(Robotic Process Automation)とは「ロボットによる業務自動化の取り組み」のことで、人間が行う業務を自動的に処理する技術のことです。
2030年には、国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者となる超高齢化社会に突入する日本では、早期に生産年齢人口をカバーをし、人手不足を補う必要があります。現在RPAは金融やサービス、製造、小売、流通などの広範囲の業界で展開され始めており、ブルーカラー業務だけではなくホワイトカラー業務までを自動化することが可能であり、生産年齢人口不足を解決する有力な技術として注目を集めています。
また、高付加価値なスキルの習得やホワイトカラー職種への就業が困難な難民申請者にとっては、市場のニーズの高いRPA技術を学ぶことにより、自身の市場価値を高め、安定した就業機会へのアクセスが可能となります。
さらに、RPAスキルはノーコード/ローコードと呼ばれる高度なプログラミング知識を要さず覚えやすい上、プログラミング学習においても日本語を必要としないため、日本語の壁により就業が困難な難民が取り組みやすい利点があります。
5人1組のチームで、2〜3ヶ月間かけてRPAの学習コンテンツを学びます。その間、Robo Co-opがグループ学習でのつまづきをフォローします。座学の後、3ヶ月間かけて、職場での実践を通じてRPAの業務知識や、チームでの実務経験を身につけます。その後、参加者の出口づくりのために、WELgeeは国内の難民申請者の就業に伴走をし、BonZuttnerは自社での雇用や業務委託の発注を行います。
職業スキルが高くない方でも、プログラムを通じて“稼ぐ力”を身に着けることにより、生活の安定やキャリア形成の展望がひらける事による自己実現の高まりや尊厳の向上、そして自立し豊かな生活への第一歩になる事が期待できます。 市場においては、RPAなどのDXに関連した開発の大きなニーズがあり、持続性の高い新しい時代の社会的なアクションであると考えております。奢ることなく、いとしさと切なさと心強さをもって皆で取り組んで参ります。
日本語能力というハードルがある中で、マーケットニーズにあった確かなスキルを身につけることができる今回のプログラムは、多くの難民当事者の力になると思います。 弊社でも難民当事者が働いていますが、整備されたパソコンが次の人たちの将来につながるということで、自分たちの仕事にさらに誇りを持てる機会になると考えています。
難民という言葉は、難しい人や可哀想な人を意味しません。
難民性を持つ人々は、難を逃れることができた可能性に満ち溢れた人たちです。今、経済的に困窮していたとしても、正しい環境で正しい機会を得ることができれば、誰もが輝く可能性を秘めています。本プログラムを通じて、多様性に溢れる人「財」が活躍できる優しい日本に近づけたいです。
PC入手からスキル学習、就業まですべてオンライン上で完結する設計により、インターネットさえあれば世界のどこからでも、育児中や妊娠中の人、生計を支える肉体労働で日夜忙しい人も、スキルアップとキャリアアップの機会にアクセスが可能になります。 これまで社会の「負担」と捉えられていた難民の人たちが、世の中のDX化を促進することで人々を業務負担から解放し、個々の創造性がさらに発揮されイノベーションが加速する未来を目指します。
デジタルスキルで皆が支え合う団体です。5人1組のチームを作り、励まし合いながらグループ学習を行うことでモチベーションを高め合い、現場で求められるチームワークも磨き就労機会に繋げていきます。学びやすく今後も必要とされるデジタルスキルを中心に、互いに支え合う輪を広めていく新たなオンラインコミュニティを創りだしていきます。詳しくは、https://roboco-op.org/をご確認ください。
日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。 難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「JobCopass」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、企業内の意識醸成やリーダーシップの活性化、SDGsやダイバーシティ&インクルージョンの理解促進に貢献する「研修事業」を運営しています。
ヤマハ発動機株式会社、三菱マテリアル株式会社、大川印刷株式会社、コニカミノルタ株式会社など
クローズアップ現代+、未来世紀ジパング、日本経済新聞、JAPAN TIMESなど100以上のメディア出演実績あり。Forbes Japan、Asiaが主催する「30 under 30(世界を変える30歳未満の30人)」に代表の渡部が選出。