休眠預金等を活用した総額1.7億円の助成プログラム「キャッシュフォーワーク2021」にWELgeeが採択!
NPO法人WELgee(所在地: 東京都渋谷区、代表理事: 渡部 カンコロンゴ 清花、以下 WELgee)は、一般財団法人リープ共創基金(所在地:東京都中央区、代表理事:加藤徹生、以下「リープ共創基金」)が運営する助成プログラム「キャッシュフォーワーク2021」に採択されました。本助成を通じて、コロナ禍で困窮する難民申請者に対してスキル開発の機会や企業でのインターンシップを提供します。また成長意欲の高い難民人材のインターンシップの受入れ企業様を募集いたします。
キャッシュ・フォー・ワーク(cash for work) は、災害や経済危機により仕事を失った被災者自身が復興に貢献するための仕事に従事することで、尊厳や生活基盤の回復などの被災者の自立支援と、被災地の経済復興の両立を目指す国際協力の手法です。「キャッシュフォーワーク2021」は、コロナ禍での若者の就職難と、地域課題の双方を解決するための事業創出に取り組む団体に対し、休眠預金を原資として、資金提供を行う取り組みです。
キャッシュフォーワーク2021助成プログラム:https://work.reep.jp/
現在、日本では約23,000人が難民認定申請をしていますが、難民申請者に付与される不安定な在留資格や高い言語障壁、難民への偏見などにより、その多くが安定した雇用機会を得ることが困難な状況にあります。 さらに、コロナ渦で多くの企業が打撃を受ける中で真っ先に雇用の安定性を失う立場となりました。多くの人が解雇され、シフトが著しく減ったうえに、休業手当や失業手当を受給できない等、経済的に厳しい状況に陥りました。 本助成を通じて、WELgeeでは、コロナ禍により解雇や収入減少に陥った難民申請者に対して、社会人メンターと自己分析や企業研究を行うメンターシッププログラムや、RPA(Robotic Process Automation)をはじめとしたスキル研修、ビジネス日本語研修、そして企業でのインターンシップを提供いたします。
今までは銀行で眠っていたお金が、活躍のチャンスを切実に願う難民の若者たちの道を拓きます。 多国籍な若者たちのスキル開発と企業とのマッチングに取り組むことで、彼らが日本企業や地域のグローバル化と課題解決を担う人材に変身する未来を実現します。
難民の背景を持つ人材の採用に関心のある企業様、まずは無料のインターンシップの受け入れから始めてみませんか?弊団体のフォローの元、1〜6ヶ月の難民人材インターンシップを実施いただけます。成長意欲の高い難民人材と働くことで、社員の意識変革、イノベーション創出などのきっかけを作ることを期待しています。
① Bさん(南部アフリカ出身/30代/男性) :
母国では教会の牧師として活躍し、その影響力や功績が認められて、大臣として政治活動も行なっていました。また牧師/政治家の本業の傍らで、中古車の輸入販売の複業も行っており、日本から中古車を輸入し、南部アフリカ諸国へ販売するなど、ビジネスマンとしての顔ももつ、ユニークなキャリアの持ち主です。リーダーシップとパイオニア精神にあふれる人格者です。
② Kさん(東部アフリカ出身/40代 /女性):
中東や中国からアフリカに商品を仕入れ販売する小売業を個人で営み、一方でグローバルカンパニーの市場調査を経験しています。現場重視のスタイルで実績を積み、マーケットリサーチャーとしてその後、独立。農村部から都心まで、現場で人々の声を拾い続けてきたことや、グローバル企業との折衝経験から、抜群の柔軟性、適応力の高さを持ち合わせている、タフネスさが売りのパワフルな女性です。
ヤマハ発動機株式会社様、ネントリーズ株式会社様、東京菱光コンクリート様など、上場企業からベンチャーなど、様々な企業規模や業界の14の企業で難民人材が活躍しています。
【登録1分】ご興味のある方は以下のフォームより、お気軽にお申し込みください。https://forms.gle/ZxUmHrpme88LMUVV6
日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「JobCopass」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、企業内の意識醸成やリーダーシップの活性化、SDGsやダイバーシティ&インクルージョンの理解促進に貢献する「研修事業」を運営しています。
<リンク一覧(NPO法人WELgee)>
コーポレートサイト:https://www.welgee.jp/難民とは、「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。
難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民受け入れだけでは解決策とならない状況があります。WELgeeは彼らを「難民」としてのみではなく、「社会に新しくやってきた人」としての受け入れの1つの方法として「人材」と捉えています。