HR Japan Summit 2024(マーカスエバンズ・イベント・ジャパン・リミテッド主催)に事業部統括・山本 菜奈が登壇いたしました!
HR Japan Summitは、マーカスエバンス社による人事部門統括責任者の方々と最先端のソリューションプロバイダーによる完全招待制のイベントです。
今回、「インパクト雇用を人的資本経営につなぐ」と題したパネルトークで
◎デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Diversity, Equity & Inclusion Specialist Lead 児玉 都 様
◎一般社団法人グラミン日本 理事・COO 中川 理恵 様
とともに、日本で起きている相対的貧困や難民問題などの構造的な人権課題について触れつつ、シングルマザーや難民人材という社会から取りこぼされてきた人々を、企業が「人的資本」と捉え、就労機会に包摂していくことで事業的価値と社会的価値の創出する取り組みと事例を紹介させていただきました。
大手企業の人事や採用、人材戦略、人材開発、DEI推進、組織風土変革を担う責任者さんや、人事領域でのサービスを展開する企業の方々が集い、日本企業の未来や人事の役割、自社の試行錯誤について、赤裸々にシェアし議論しあう空間において、企業がインパクト雇用に取り組む究極的な意義についても、それぞれの視点でコメントいたしました。
パネル後、
「難民人材という選択肢は聞いたことも考えたこともなかった」
「世界で起きていることに第一人称で向き合うことを促すテーマだと思った」
「数としての人材獲得のため、ということより質的な社内への波及効果に可能性を感じた」
「働き手が不足しているのではなくリーダー人材が不足している。そんな中で学歴と職歴のある難民人材に可能性を感じた」
「この日一番衝撃を受けた話だった」
など様々な反応や視点をいただきました。
従来の社会システムや企業活動のなかで、時間をかけて醸成されていった社会の歪み、取りこぼされてきた人々の存在と向き合うことは、企業としても経営者としても社員さんとしても、「活用可能な働き手の拡大」や「ダイバーシティ」、「組織文化」という言葉を超えた本質的な問いや気づき、変容につながるのではないかと考えています。
◆ デロイト トーマツ コンサルティング社レポート『インパクト雇用で実現する人的資本経営 ~企業価値向上に不可欠な人的投資~』より
『企業価値において、「人材」を含む無形資産の重要性は世界的に増しています。日本では今後の労働力の減少が見込まれているうえ、他の先進国と比べて人的資源への投資が少ない状況です。人材を企業価値の向上に直結させること、即ち「人的資本経営」を実現するには、これまで以上の人材への投資、および対象となる人材の範囲の拡大が求められます。インパクトハイヤリング/ソーシング(雇用機会が限定されている層を対象とした採用)はその実現に向けた効果的な手段になります。』
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