【活動説明会】5年間、200名の人生に向き合ってきたWELgeeが語る、日本に暮らす難民のリアル。
WELgeeの活動説明会は、そのような思いを持ったあなたに向けたイベントです。 5年間かけて、200名以上の難民の方の声を聞き、彼らの人生にとことん向き合ってきた職員が、丁寧にわかりやすくお話をさせていただきます。
日本の難民認定率は、G7で最低水準で、毎年1%以下。 この事実について知り、自分でできることを見つけたいと思っているあなたへ。「日本に暮らす難民」を取り巻く問題への理解を深め、「今、できること」を共に考えるイベントを開催します。
独裁政権下の国で生まれ、政治運動の首謀者として公安から命を狙われたジョセフさん。
命からがら逃れた先の日本では、3K労働を中心とした不安定な仕事で生計を支え、難民認定を待ち続ける日々を送っています。
かつては政治家を志し、腐敗した母国を立て直すために、政治団体のユースリーダーとして活躍していた彼。
日本に逃れた彼は、命を守ることができたのもつかの間、待っていたのは未来が全く見通せない生活でした。
友人は4年間一度もインタビューに呼ばれたことはない。
いつ、誰が認定されるか全くわからない。
働く許可を得ることはできたが、働き口がない。
合法的な在留資格(ビザ)と就労許可を持っていても、日本語がままならない彼らが得られる就職口は不安定な仕事しかありません。唯一の希望である難民認定は1%以下と厳しく、結果までに何年もかかるため、その過程で心も体も疲弊してしまいます。
現在このような宙ぶらりんの状態にいる難民認定申請者は、約2万3千人います。
そして、難民たちが対峙する社会的・政治的・経済的な不安定さ・困難は、全て難民自身の問題、つまり「自己責任」として見過ごされている現状があります。 生まれた国や、逃れた国の環境により、難民の人生が大きく左右されている。そして、多くの難民が、日本社会から隔絶されている。そんな状況が存在してます。
WELgeeは、そのような状況に陥る、日本に暮らす難民に対して「安心できる日本社会との繋がり」と、「日本でキャリアを築くための質の高い学習機会」、経験豊富なキャリアコーディネーターの伴走による「経験や専門性を活かした仕事への就職」を提供します。 日本に暮らす難民への理解を深め、母国の未来の担い手である可能性に満ち溢れた彼らのために、今、私たちとできることを一緒に考えませんか?
「難民の言葉の背景にある、計り知れない可能性を持つ人々の存在を知ってほしい」
早稲田大学国際教養学部卒。スウェーデンへの交換留学時に、シリアから徒歩で逃れた難民と親友となり、難民という言葉の背景にある人としての美しさに魅了される。その後、同年代の難民の人々と共に暮らし、共に事業づくりを行う中で、日本社会の中で埋もれてしまっている彼らの可能性を伝えることをミッションに、2018年1月にWELgeeに入職。 WELgeeでは広報・マーケティング・ファンドレイジングを主に担当。パブリックリレーションズ(PR)を通じた難民と日本社会の価値創造と、ソーシャルセクターの新たなPRを模索中。
日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。 難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「JobCopass」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、企業内の意識醸成やリーダーシップの活性化、SDGsやダイバーシティ&インクルージョンの理解促進に貢献する「研修事業」を運営しています。
ヤマハ発動機株式会社、三菱マテリアル株式会社、大川印刷株式会社、コニカミノルタ株式会社など
クローズアップ現代+、未来世紀ジパング、日本経済新聞、JAPAN TIMESなど100以上のメディア出演実績あり。Forbes Japan、Asiaが主催する「30 under 30(世界を変える30歳未満の30人)」に代表の渡部が選出。