「予想の500%!」驚きの共創成果!グロービス経営大学院×WELgeeで育成事業オペレーション強化に取り組みました。
2022年10月より3カ月間にわたって、グロービス経営大学院の公認クラブ グロービス・ソーシャルアクションクラブが主催する「SACプロボノチャレンジ」とWELgeeでの共創活動として、「育成事業におけるメンターシップ等のオペレーション強化」に取り組みました。
WELgeeでは育成事業の一環として、難民が日本での就職に向けての準備を社会人プロボノメンターと共に行うメンターシッププログラムを実施しています。今回はこのプログラムが始まってからの1年間で蓄積したナレッジや経験をもとに、これから先より効果的に運営していくための提案をしていただきました。
このプログラムは、Day1からDay6まで、グロービス プロボノとWELgee職員による隔週ミーティングを中心に、プロジェクトを進めていきました。
Day1-Day2では、はじめの一歩として情報収集に取り組まれました。
事業や現状を理解し、改善ポイントを見出すため、メンターを勤めてきたWELgeeプロボノや、メンターシッププログラムに参加してきた難民人材への丁寧なインタビューを実施し、理解を深められました。
インタビューをすすめていく中で、情報共有、特にWELgee全体の事業把握や、メンターシッププログラムの目的意識についての共通認識に課題を特定、それを解消するためのツールの作成をすることになりました。
Day3-Day5では実際に、情報共有ツールとしてハンドブックの作成と情報共有が円滑に進む組織体制の提案に取り組まれました。
Day6では成果物の発表として、最終版ハンドブックやフィードバックループ、組織強化の提案をいただきました。
メンターシッププログラムのWELgeeにおける重要性や今までメンターが取り組んできたこと、そして言語化しにくい”WELgeeらしさ”を十二分に理解したうえで、作られたハンドブックにWELgeeスタッフ一同感動。
WELgee山本の「3か月で生み出されると予想していた物の500%の成果が出てきた!」という言葉に対し、一同首を縦に振るほどクオリティの高いハンドブックに驚きを隠せませんでした。
これまで、本業や大学院のレポートの傍ら、忙しい中、本気でプロジェクトに取り組み、最高のアウトプットをくださったグロービス プロボノの皆様に、心より感謝申し上げます。
これから、より多くの難民人材が日本社会へ羽ばたけるよう、このハンドブックやフィードバックループ、いただいた提案を最大限活用し事業を発展させていきます。
以下、グロービス プロボノ リーダー小林龍之介さんからのメッセージを紹介します。
『ようこそ、難民の皆さん』このオープンマインドなメッセージを名前に掲げたWELgeeは、今まで誰もやった事のない国内難民の就労などに取り組んでいます。
最初にWELgeeを知った時にはどんな若者達が開拓しているのかと思いました。日本では、祖国を追われるという悲劇を感じる事は身近ではなく、若い世代であっても想像が付きにくい課題でもあるからです。
WELgeeスタッフ、プロボノの方たちにインタビューをさせてもらい強く印象に残った事は、笑顔です。
いかなる困難にも気後れせず、高い壁も諦める理由とはせず、前向きに接する彼らの顔には笑顔が溢れていました。この様な伴走事業を知った時に、日本の難民環境も大きく変わっていっている事を感じました。
このプログラムを知っていくと、もっとこんな機能があれば良いのにと思う事もあるかと思います。WELgeeのメンバーたちはそんな時でも、思いを巡らすよりも行動を起こして来ました。
なぜそのような事を続けられるのか。どこかで、誰かが涙を流している時に、勇気を出して駆け付け、助け合った成功体験があるからです。このプログラムに今後もかかわっていく人たちには、同じような使命感と笑顔を持って参加して下さる事を期待しています。
我々グロービス経営大学院メンバーは、この挑戦的な取り組みをサポートするためにハンドブックを作成しました。難民を取り巻く環境が厳しい中、彼らに少しでも意識を向けて救いの手を差し伸べようとする方々に届けられればと思っています。
最後に、WELgeeに関わったすべてのプロボノの方たちと難民の方々が、その後も笑顔と救いの手を差し伸べられるプレイヤーとして、日本社会で活躍する事を期待しています。
日本を訪れる難民の方々の心に、夢の地図が広がって行きますように。
最後は皆でWELgeeポーズ!
WELgeeでは、定期的に企業等と共創事業を行っております。
共創事業ではWELgeeの強みや難民人材の個性を最大限生かし、お互いにとっての最高の学びの機会をつくります。
【共創事例】
WELgee x コニカミノルタ「次世代リーダー育成研修」アクセス
コニカミノルタ株式会社の次世代リーダーを育成する社内研修「アクセス」にてテーマオーナーを務めました。「来⽇した難⺠の⽅々が、⾃らの可能性を最⼤限発揮するための新しい仕組みを提案せよ。」というテーマを元に、19名の社員の方々が、WELgee職員や関わる難民の方々、事業パートナーのみなさまへのヒアリングを行い、新たな仕組みの提案の仮説構築、そして検証までを3ヶ月間かけて行いました。最終報告会ではWELgee職員からの提案内容へのフィードバックを行いました。
WELgee x ウィルシード x サントリー「グローバル座談会」
株式会社ウィル・シード様とともに、サントリーホールディングス株式会社様にて、海外トレーニー(海外実務研修生)として渡航を予定している社員の方々が、社会問題への関心・視野を広げること、また、バックグラウンドの異なる様々な人と自分の意見を持って議論できるようになるためのきっかけづくりのための、海外トレーニー研修に参加しました。WELgee山本と当事者キャシーさん(仮)が登壇し、SDGsに関連づけ、社会から取り残された人たちの包摂をしながら、経済成長を目指す取り組みの例として、日本における「難民」の実情と、彼らを取り巻くエコシステムを紹介しました。
「社員の育成に役立てたい」
「社会問題に目をむけるきっかけづくりをしたい」
・・などなどご関心がある方は、是非お気軽にお問い合わせください。