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イベントレポート 育成事例

【WELgee Salon –autum festival-①】2年ぶりの対面開催!当日の様子をお届け!

2022年11月13日、 WELgee Salon–autum festival- が開催されました。

現在WELgeeでは、育成事業キャリア教育プログラムの一環として、繋がる機会を作る場「WELgee Salon」を行なっています。2020年以降初の対面開催となった今回は、internationalsが一歩踏み出すきっかけとなるよう、NさんからのSempai Sessionと自己内省ワークショップを実施しました。

今回、開催の主体となった大御悠瑠花さん・増田愛弓さん(WELgee キャリア教育チーム インターン)に詳しいお話をお伺いしました!

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ーー どのような思いで実施したのでしょうか?

今回のイベントは”internationalsが自身の未来の可能性に気がつき、一歩踏み出すきっかけ”となる場をつくりたいという思いで実施しました。

WELgeeと関わる難民の中にも、日雇い労働など生き延びるための「サバイバルジョブ」に日々追われており、”難民だから”と未来に希望を持てていない人たちが多くいます。難民にとって厳しい日本の状況や、出身国でのかつての活躍と比べた自分自身の現在に絶望し、なかば夢をあきらめてしまっているのです。

彼らに意思をもち諦めなければ状況を変えられるということ、また実際にどのようにすれば状況を変えられるのかを伝え、自身の目標を目指して行動を起こせるようにすることを目標に、今回のイベントを計画しました。

ーー その思いを達成するためにどのようなイベントを企画しましたか?

ロールモデルと出会える場、そして自分自身の未来をジブンゴト化して考えることができる場の二つをつくりました。

具体的には

①現在IT関連で活躍されているNさんからのSempaiSession(トークセッション)

②自分の未来について考えるワークショップ

を実施しました。

ーー トークセッションでNさんは具体的にどのようなお話をされたのでしょうか?

本人にライフヒストリーをお伝えいただきました。Nさん自身、難民の背景をもち、就職でも、多くの挫折経験をしています。特にVISA、そして言語の壁は大きかったようです。WELgeeメンバーの後押しもありつつ、多くの壁を乗り越え、今年見事就職。現在はIT関連の会社に勤め、日本社会の一員として活躍されています。困難に挑戦し続け、お話を通じて、諦めないことの大切さを伝えていただきました。

質疑応答の時間には、参加したinternationalsから多く質問があげられていました。皆凛とした表情目を輝かせながら話を聴いており、途中涙目になる姿も見られました

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ーー ワークショップではなにをしましたか?

I AM CARD”というワークショップをしました。

名前・出生地にあわせ、自分の将来取り組みたいことを書き、グループで発表するワークショップです。プロボノとinternationalsでグループを組み、プロボノがinternationalsの経験や思いを聴きながら、ワークショップをすすめていきました。



ーー 今回のイベントにおいて、特に成功したポイントはありますか?

WELgeeコミュニティらしい人とつながれる楽しい時間を作り出すのと同時に、internationalsが自分自身を見つめ将来のことをしっかり考える機会にできたことです。

WELgee Salonは、もともとコミュニティとしての役割の強いイベントでしたが、今回のイベントではよりinternationals自身の将来に繋がるイベントにすることができたと確信しています。


ーー 参加者の反応はいかがでしたか?

internationalsの多くが、この場を作ってくれてありがとう!という様子でした。

また実際にアンケートでも、Be patient, a good chance will come.”(忍耐強くしていればチャンスは訪れる、と学べた)といった声をいただくことができました。

難民にとって厳しい日本の状況のなかでも、WELgee Salonで自身の夢・目標を実現できる道があることを知り、それをこれからの日本社会でも活躍できる人材へと道を歩んでいくきっかけとしてほしいです。

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今回のイベントでは、internationalsが自分の可能性に気が付くきっかけとなるように、トークセッションとワークショップを行いました。今回のイベントを通じて抱いた、”状況を変えたい””夢をもう一度かなえたい””そのために何か行動したい”という思いをこれからの原動力としてほしいです。

あくまで今回のイベントは”はじめの一歩”です。WELgeeでは今回のイベントの参加者が自身の力を日本社会において最大限発揮できるようになるまで、引き続き伴走していきます。

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