就職活動に必要不可欠なビジネス日本語を習得する、キャリア教育プログラムとは?
日本に逃れた難民への就労伴走を行うWELgeeは、2021年度から、紛争や迫害により母国でキャリア形成の機会を得られなかった難民に対して、キャリアカウンセリングやIT技能の習得機会を提供する「育成事業」を展開しています。
スキル開発プログラムは、この育成事業の一環として行われるプログラムのことで、多様なインターナショナルズの個性や強み、パッションを磨き、一人ひとりが目指すキャリアや働き方とマッチしたスキルを習得する研修を、他団体と連携して提供します。
2021年度から特に注力しはじめた研修は、日本での活躍を目指すにあたって必要不可欠な日本語です。他団体主催の日本語研修に加え、2021年度末からは弊団体が直接日本語学校と連携し、ビジネスレベルの日本語習得を目指した中期プログラムを設計、試験運用を進めています。
パイロットとなる第1期は、すでにJobCopassを通じて日本企業で正社員として働いており、特に職場で日本語を使う機会が多い2名で開始しました。朝から晩まで仕事をしてから帰宅してすぐに始まるオンラインでの日本語研修。受講者はフォローアップの面談をするごとに複雑な自己表現を日本語でできるようになっていき、職場での様子や家庭の状況などを、日本語のみで表現することができるようになりました。 |
▲ 日本語を学ぶ難民の方と、メンターの皆さんとの写真
WELgeeでは、本業で培った経験を活かし社会課題解決に取り組むプロボノ*が50名在籍しています。多国籍の難民当事者と関わる国際的な環境かつ多種多様なキャリアを積んできたメンバーとの協働を通じて、自身のスキルアップだけではなく、本業に活かせる様々な学びを得ることができます。
*プロボノとは?「社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かして取り組むボランティア活動を行う人々」のこと
プロボノ活動に興味のある方は、以下のページより最新の募集情報をご覧ください。