爆撃、避難する人々、銃を持つウクライナ市民…ウクライナ国内の痛ましい人道危機が、日夜メディアで放映されています。これらは衝撃的で、心が痛みます。
一方で今回は、ロシア市民に注目し、様々な声をあげる人、あげたくてもあげられない人、あげられない状況をお伝えしたいと思います。
「軍に関する虚偽の情報を流した人に禁錮刑15年」の法律も成立しました。
そのような中でも、どうにか平和への思いを示そうと、プラカードを持たずに無言で集合する人々がいます。
緑のリボン(※)を身につける市民。「反戦」と直接的に叫んでいるわけではなくとも、拘束されてしまいます。
「ロシア人が戦争に反対することが、最も早くプーチン大統領を止める方法だ。」と反戦派の政治家。
「ロシア国営テレビだけでなく、他の情報源を見つける方法を学んでください」国営テレビで反戦を訴えた女性。
危険を感じながらも、命をかけて声を上げるロシアの人々がいます。
周辺国は建物をウクライナの国旗の色にライトアップしたり、ウクライナの国旗の色をあしらったものを販売したり、間接的ではありますが、「ウクライナと共に」というメッセージを発信しています。
平和を望むこと、未来を築こうとすることには国籍は関係ないのです。
ウクライナの避難民の方々はもちろん、既に日本で難民申請をしている人たち、そして、今回「侵略した」とされている国で反戦を訴える人たちのことも、忘れないでほしい。
戦争に反対をしたために避難を余儀なくされたロシア市民は、「政治的意見に基づく本国政府からの迫害のおそれ」を理由に避難する、難民条約上の「難民」に当たります。ロシア市民も、「難民」となり得るのです。
フィンランドの首都ヘルシンキ行きの列車は、国外へ逃げるロシアの人々でいっぱいです。
海外企業(マクドナルド、スターバックスなど)のロシア離れも著しく、「自由な時代が終わってしまった」と嘆く人も。
この先、どうなってしまうのか。そのような思いの方は多くいらっしゃると思います。
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