AVPNカンファレンス🇮🇩インドネシアでの出会いと学び②
ミャンマーはいま、どうなっているのか。
ウクライナのニュースもあり、日本の報道ではほとんど見なくなってしまったミャンマー。
昨年2月、軍事クーデターでは、国軍の弾圧によって、多くの市民・若者たちが命を落とした。
今回選んでもらった、Youth leadersの1人に、ミャンマー出身のテットがいる。
ミャンマー生まれ、ミャンマー育ち。
学齢期の数年は香港で過ごした私と同い年の彼女はラカイン族。
政府に対しては正直、若者たちの中でも「ここまでやるのか」という失望と怒りが大きすぎて、この信頼の崩壊は簡単なことでは回復できないと。
そして国軍があまりにもひどい弾圧を続けていることで、一般のミャンマー人たちも気がついたことがあると。
それは、これまで、国軍が少数民族(エスニックマイノリティ)たちにしてきた仕打ちだそう。
ロヒンギャ含め、エスニックマイノリティへの人権侵害の事実については、まさか政府はそこまでひどいことはしてないだろうと思っている人も多かったこと。
ここまでやるのかという驚きと失望と一連の怒りの中で、マジョリティの中でも少数民族たちへのエンパシーが生まれているのは確かだそう。
いま、それぞれの地域で、自分たちのことは自分たちで守らなくてはと武装する市民たちが生まれている。
もちろん、エスニックマイノリティの市民たちも、武装する。自分たちを守るために。
それを理由に、国軍はさらに弾圧を加える。
クーデターの後は、軍に入りたい若者は0になり、政府はお金を出してリクルーティングをし始めているそう。
クーデター以前は、軍に憧れて入隊する若者たちももちろんいたけれど、と。
そうなると貧しい若者たちが、選択肢なく軍に吸い込まれてゆく。
しかし軍としてのモチベーションはないから、機能してない。
これがある程度まで進むと、国軍自体にいよいよ力がなくなるだろうと。
そしてそんな状態なので、政府と国民の信頼関係なんてない。
病院、教育など、市民にとってエッセンシャルなあらゆる機能の軒並みダメになってる。
軍隊だけではなくて、抵抗と連隊を示すために公立の学校に子どもを行かせない人たちもいると。
でも彼女も、3-5年はもう仕方ないかもと思うときがあるそうだ。
これ以上は市民の抵抗には勝てないし、弾圧をして力で押さえつけるのは無駄なのだと本当の意味で認識するまでは、軍は続けるだろうと。
それまで、市民、コミュニティはある程度辛抱強くいなくてはならないのだとハットは言っていた。
とにかくレジリエンスを高めること。
弾圧されても弾圧されてもと。
いつか、もう一度、政府が国民への弾圧をやめて、かろうじて安心して生きられるフェーズがくるまで諦めず生きてゆくことだと。
周辺の国や国際社会のアクターと繋がりながら、ちゃんと、自分たちが学び続けながら生き続けること。
政府がどうしようもなくても必ず必要な子供の教育などは、非政府のアクターも含め、とにかく届け続けること。絶やさないこと。
笑顔で語る彼女を前に、涙が出そうだった。
彼女はそんなミャンマーで、教育の活動を続けています。これまで10万人の子ども・若者たちに情報を届けてきた。その半分以上は女の子。地方出身。そして、インターネットを初めて触る子たち。知識、スキルとネットワークを得て、社会の一員になってゆけるように。
彼女の活動はこちら。
ぜひ見て欲しいです。
そして、本当に素晴らしい女性なので、もし、ミャンマーに繋がりがあったり、インパクト投資をしていたり、財団をしてたり、協働を考えている人がいたら、ぜひコンタクトして欲しいです。ミャンマーを訪れる方がいたら、紹介しますのでぜひ活動訪問してきてください!!!!!♡***本記事は、快適すぎて動けなくなる魔法のソファ「Yogibo」のスポンサーにより作成をされました。◎ Yogibo公式オンラインストア
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