【代表コラム】国に難民不認定を言い渡されたロヒンギャの方、裁判で難民認定命じる判決
国に難民不認定を言い渡されたロヒンギャの方へ、高裁にて原告敗訴の1審判決を取り消し、国に難民認定するよう命じた、というニュースが報じられました。ご本人もご家族も、そして支え続けた弁護士さん、支援団体の方々に心から敬意と拍手を。
2007年来日。難民申請をしたものの認められず４回も申請するに至っていたと。
ロヒンギャは、ミャンマー国軍による無差別の武力弾圧・大量殺戮を逃れ、世界各地に100万人以上散らばっている。
さて、「２回も３回も４回も難民申請する人はみんな偽装難民だ！」なんてことはないことは、こういったニュースでも明確。
でも同時に、難民認定申請しか日本にいられる最後の手段がなくなって難民じゃないけど申請したり、変なブローカーにそそのかされて難民申請したりするケースがあることも事実。
どんな制度も完璧じゃない。
だから、どこらへんが制度矛盾を抱えていたり、どんな改善ができそうなのかを長い目で捉え、関わるステークホルダーごとの痛みや悩みを率直に交換しながら良い制度にしてくことが必要とされる。
守られるべき命や生活が守られるために。
2007年来日。難民申請をしたものの認められず４回も申請するに至っていたと。
ロヒンギャは、ミャンマー国軍による無差別の武力弾圧・大量殺戮を逃れ、世界各地に100万人以上散らばっている。
さて、「２回も３回も４回も難民申請する人はみんな偽装難民だ！」なんてことはないことは、こういったニュースでも明確。
でも同時に、難民認定申請しか日本にいられる最後の手段がなくなって難民じゃないけど申請したり、変なブローカーにそそのかされて難民申請したりするケースがあることも事実。
どんな制度も完璧じゃない。
だから、どこらへんが制度矛盾を抱えていたり、どんな改善ができそうなのかを長い目で捉え、関わるステークホルダーごとの痛みや悩みを率直に交換しながら良い制度にしてくことが必要とされる。
守られるべき命や生活が守られるために。
- 参考
毎日新聞「民族で認定、初の判断」ロヒンギャに難民認定判決 名古屋高裁
「子どもも妻も待っていた」と喜んだ。代理人弁護士は「日本ではよほどの個別事情がなければ難民認定されない実情があるが、今回はロヒンギャという民族であれば認定すべきだとする初の判断だ」
朝日新聞 ロヒンギャ男性が逆転勝訴 難民認定を国に命じる判決 名古屋高裁
原告代理人によると、同種訴訟を巡って特定地域以外のロヒンギャも迫害を受けているとの判断が示されたのは異例だという。「ロヒンギャを巡る国の難民認定の判断に影響を及ぼす可能性もある判決だ」と評価した。
裁判長は、難民認定について、「難民だと証明する十分な証拠を持って出国することは期待できず、本人の供述を主な資料として検討すべきだ」と指摘しました。
ロヒンギャって誰？ロヒンギャ 問題って？という方は、ぜひこちらご参考。
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