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ISSUES

WELgeeが挑む社会課題

紛争・差別・迫害などから逃れ、日本にやってくる「難民」
彼らは、様々な可能性を秘めています。
しかし、日本社会にはその可能性の発揮を阻む「壁」が

存在します。

増え続ける世界の難民

もし、自分の故郷を追われ、突然新しい土地で生きることを余儀なくされたら——

そんな現実が、いま世界で1億2000万人以上の人々に起きています。(2024年5月時点)
これは、日本の人口にも匹敵する数です。紛争や迫害、環境問題の影響で、多くの人が慣れ親しんだ家を、故郷を離れ、未知の未来に向き合っています。

そもそも難民って?

    • 難民条約上の難民

      難民とは、「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。

    • WELgeeの「難民」の捉え方 難民条約が締結されたのは60年近く前。
      近年、難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、難民条約制定当時の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。
      WELgeeは、命の危険があって現在母国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。

彼らは平和を求めて日本にもやってくる

日本にも「難民」としての背景をもつ人たちが10万人以上います。
突然、母国での戦争や迫害により、戻る場所を失った人たち、命からがらたどり着いたこの国で、再び人生を築こうとしている人たちです。

彼らにもこれまで歩んできた人生が、キャリアが、志があります。家族も、友人もいます。

日本における難民の受け入れ状況

今の日本社会には、そんな彼らの未来を曇らせてしまう「」があまりに多く存在します。
言語の壁。制度の壁。情報の壁。孤独という名の見えない壁。
そして、国を追われたというトラウマや、今も続く母国の混乱が、心に影を落とすこともあります。

困難な状況を作り出す3つの要因

      • 母国の複雑な状況

        たとえ日本に逃れられたとしても、母国の状況はなかなか変わりません。母国での紛争の最中で家族や友人が亡くなっても、実家の周辺の治安が悪化しても、母国に帰ることができず、頼れる友人も日本にいない中で、非常に辛い思いをしている方々も少なくありません。母国で続く虐殺や迫害、破壊されていく故郷の姿に精神的に追い詰められてしまうこともよくあります。

      • 日本社会との断絶

        母国から逃れざるを得ない難民の方々の多くは、来日した日から日本語や日本文化の勉強を始めます。身寄りとなる親類や友人がおらず、来日後にゼロから人間関係を築かなければなりません。日本語もままならず、かつ頼れる人もいない中で、多くの方々が日本社会と断絶された状態に陥ります。就労許可が与えられたとしても、日本の企業文化や雇用にあたっての常識などにまつわる前提知識もなく、そのうえ頼れる日本人の知人・友人がいないとなると、事前知識や入手できる情報が限られます。いくら高学歴、母国で経済資本力のあった方でも、就職の選択肢が限られ、結果的には雇用契約や社会保険もない3K労働を中心とした不安定な就労環境で生計を支える日々を送ります。

      • 不安定な法的地位

        アフリカ出身の方など「難民申請者」として日本に住んでいる方の在留資格は非常に不安定です。難民認定が下りなければ、在留資格の喪失、就労許可の剥奪、収容といった恐怖が待ち受けています。政府による難民認定ですが、長年にわたり認定率は数%にとどまっています。結果を受けるまでに何年もかかるため、将来の見通しのつかない日々が、彼らを苦しめます。また軍事クーデター・デモの続くミャンマーなど一部の国の出身者は「緊急避難措置」として在留が認められていますが、制度の運用が日々見直されるなどの結果、決して法的に安定しているとはいえない状況におかれています。

志をもつ多国籍な仲間たち

「難民」という言葉の裏にいるのは、一人ひとり異なる人生を背負い、夢を持ち、語りかければ笑い、悩み、前を向こうとする、かけがえのない“ひとりひとりです。

彼らには社会を豊かにする力があります。
異文化背景をもつからこその新しい視点や、課題に向き合ってきた経験、そして誰よりもめげない「強さ」があります。

WELgeeは難民という言葉を超えて、一人一人の個性に合った日本社会での生き方を一緒に模索し、新しい未来を共に築いていくことを目的に活動しています。

「難民」の言葉の向こうにいる、グローバル人材

データで見る難民

データで見る難民 データで見る難民

※国・地域の扱いについては外務省HP(2023年5月6日閲覧)による

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私は日本人にはなれないけど、
日本企業と広い世界との
架け橋になれる

Aさん30代・女性

出身

北アフリカ

  • 言語

    アラビア語(母語)、フランス語(ネイティブレベル)、英語(ネイティブレベル)、日本語(簡単な日常会話レベル)

  • 学歴

    首都国立大学 基礎工学専攻|卒業、社会人大学院 至善館|MBA取得中

  • 職歴

    会社設立・管理運営・人事・マーケティング責任者、仏系キャリア通信会社(現地支社)SEM/SEOマネージャー、ビジネスパフォーマンスコンサルタント、コーチ/スピーカー(フリーランス)

ITを通じて、母国の子どもや女性に貢献したい

Bさん30代・男性

出身

西アジア

  • 言語

    ペルシャ語(母語)、中国語(ネイティブレベル)、英語(ネイティブレベル)、日本語(簡単な日常会話レベル)

  • 学歴

    首都国立大学 文学部卒業。中国にて

  • 職歴

    フリーランスの中国語通訳者で、国家間プロジェクトへの参画経験あり。

その他にも多種多様な経験・スキルを持つ人材がいます

その他にも多種多様な経験・スキルを持つ人材がいます

私たちが実現したい社会のあり方

自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会

自国での迫害や紛争等が理由で、彼らは、家族も友人も、キャリアも社会での役割も、慣習も言語も異なる日本での生活を始めました。

逆境を超えてきた彼らだからこそ描く夢やビジョンを新しい故郷となる日本で実現できるように。そして彼らが日本社会で輝くヒーローとして、また、いつか平和と再建に向かう自国のリーダーとして、共にもっとおもしろく、ずっと平和で、寛大な世界を築いていく。そんな社会を目指します。

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